[2000.07.21]
  トップにいても,死しか見えない


 ▼オンラインニュース大手の米CNETが米ZDNetを買収(Impress INTERNET Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0719/cnetzd.htm


 トップ2がひとつになるには,理由がある。より攻撃的な側面もあれば,逆に暗面ものぞかせている。1分野でトップに立ったって,このネット世界では,生きていけない,のか?

 CNETネットワークス社は19日,ライバルであるオンラインニュース大手のZD社を買収することで合意したと発表した。買収額は16億ドル。これによりユーザー数ベースでもヤフーのような一般ポータルに近づく。ZD社の大株主であるソフトバンク社の孫正義氏は,合併支持を表明している。

 驚いた。いつもお世話になっているIT系ニュースサイトのナンバー1とナンバー2の合併は,ネット業界全体を揺るがす大ニュースだ。ZDには,当然のようにZDNet Newsが含まれており,CNETのNEWS.COMとのニュースサイトライバル関係もこれで終焉か。日本ではZDNet Jが本家の大株主でもあるソフバンが運営,CNET JapanNTTPCコミュニケーションズが運営している。米国での激変は,日本にどのような動きをもたらすのか,未だ見えない。

 ライバル関係には良きものも悪しきものもある。ZDとCNETはお互いにがんがんと機能を拡張しながら,成長してきた(その結果,非常に似たサイトになってしまってはいたが)。それが,なくなるというのは,一抹の不安と寂しさがある。しょせん,狭いカテゴリーの情報の配信だけでは,ヤフーブランドにはかなわないという,暗面も見せられた気分もする。この広大な地では,1分野でのトップなど,たいしたことないのだ。さて,もろ手を挙げて賛成したというソフバンの意向もよくわからんな。経営面で苦しいとはいえ,自分とこでもZDのブランドを大きくしといて,育てる途中でくら替えですか? どないなっとんねん。


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